Appiumのドキュメント
Appiumのドキュメントにようこそ。Appiumはオープンソースプロジェクトであり、そのエコシステムは多様なプラットフォーム、例えばモバイル(iOS・Android・Tizen)やブラウザ(Chrome・Firefox・Safari)、デスクトップ(macOS・Windows)、TV(Roku・tvOS・Android TV・Samsung)に対するUI自動化を支援するために設計されています。
もしあなたがAppiumを初めて学ぶのであれば、はじめにからとりかかり、クイックスタートへと進むとよいでしょう。GitHub上のappium/appiumにおいてコードを確認することができます。
Appiumは何のためにあるか?
Appiumは主にソフトウェアの自動テスト領域において、テスト対象となるアプリが機能的に期待通りに動作するかを確認するために使用されます。他のソフトウェアテストとは対照的に、UI自動化では、テストエンジニアが実アプリケーションのUI上から現実世界で実際に起こることになるべく近くなるようなユーザシナリオを構築しながらも、実行速度、拡張性、一貫性といった自動化の利点を実現します。
Appiumはいくつものプラットフォームを跨いで標準化された方法で自動化を実現するためのツール群を提供します。たいていのプラットフォームはUI自動化を大なり小なり実現可能ですが、通常はそれらはプラットフォーム固有であり、専用の知識やプログラミング言語経験、ツール群が要求されます。Appiumはそれらの自動化技術を1つの標準化されたインターフェースのもとで、広く使われるプログラミング言語(Java、Python、Ruby、JavaScriptなど)を通して利用できるように試みています。Appiumがどのようにこの目標を達成しているか、どのような要素が関係しているかを学ぶためには導入に進んでください。
Appiumを学ぶ
Appiumをより知るために:
- まずはAppiumの考え方、構成を理解するために導入を確認します
- クイックスタートでAppiumの準備と基本的なAndroidのテスト実行を体験します
- いくつもの手引き、リファレンスを確認します
- 実プロジェクトでAppiumを使うということは特定のプラットフォームに向けたAppiumドライバー(Appium driver)を使うことを意味します。必要となるドライバー(drivers)やプラグイン(plugins)への各種リンクを持つエコシステムページを確認します。そこでは対象とするプラットフォーム固有の情報を確認できます。
その他にはWeb上にあるサードパーティ製のリストもあります。これらもAppiumを使う上で役立つでしょう。
Appiumに貢献する
AppiumはApache 2.0 ライセンスのもと利用可能なオープンソースプロジェクトです。Appiumのコピーライト(copyright)はOpenJS Foundationにあり、競合状態に関わらず、様々なソフトウェア業界を跨いで多くの企業から助けを得ます。(サードパーティ製のドライバー(drivers)やプラグイン(plugins)は各々のライセンスを持ちます。)
そのため、私たちは皆様からの貢献を歓迎しています!企業やボランティアによるコード、ドキュメント、メンテナンス、サポートといった貢献により、Appiumプロジェクトは発展していきます。貢献方法に関してより知るためには、AppiumのGitHubリポジトリ(appium/appium)と貢献するを確認してください。
日本語訳によせて
- 体裁は「です・ます」、コマンド名といった固有の文字はカタカナ表記、英語併記、もしくは英語をそのまま残していく予定です。
- Written by 松尾和昭 (Kazuaki Matsuo, @KazuCocoa)